慧眼日記

慧眼のラジャ。リアルな日常。

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人生で1度は言いたい名言を実際に使いたい

人生で1度は言ってみたいセリフ。

「誰か、その人を捕まえてください!」

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泥棒やひったくりに遭遇でもしないと、このセリフはなかなか使えないと思っていた。

しかし、言えるチャンスがあった。

僕が働いているお店で、料金未払いのまま逃げるという愚行を犯した男がいた。

その一部始終を記事にしてみる。


ある火曜日の出来事。

その日は、めちゃくちゃヒマで営業中にも関わらず翌日開催される競艇の予想をして時間を潰していた。

こういう時は、これでいい。

普段から多大なストレスを受ける仕事。

遊べる時は遊ぶという、完全なサボリーマン。

店内には、2人組の客1卓しかいない。
そんな状況なら、バイトに任せて僕はサボる。

不摂生の極みだ。

そして、その2人組もチェックとなり店内はいよいよ空っぽになる。

今日はもうダメだ(笑)

こんな日もある。仕方がない。

というか、仕事に情熱の欠片もない従業員が集まると業績なんて上がるはずもない。

お店を閉めようか考えていると、バイトから焦った様子でインカムを飛ばしてくる。

「ラジャさん!来て下さい!」

何事かと見に行くと、チェックした2人組の卓でボーイがフリーズしていた。
そのボーイを下がらせ、お客さんに訪ねると

おカネが足りないとの事。

あー、めんどくさ!

足りないなら、おカネを卸してくれればいい。ATM時間外で卸せないなら、最悪明日でもいい。

話し合い次第でどうにでもなる。

まあ、相手の出方しだいによるが。

とりあえず、どうやって支払うかとそのお客からの発言を待った。

しかし、2人とも無言。

年的には30前後くらいか?身なりはやや小汚ない感じだが、輩でもなくごくごく普通の2人。

長い沈黙の後、1人が口を開く。

「ぼったくりじゃないの?」

このセリフにはカチンときた。ぼったくりどころの話ではない。なんなら、セット料金を割引していたくらいだ。
だいたい、2人で2セットいて指名してドリンクをそれなり出していても合計2万いってないんですよ?

まあ、この世界を知らない人からすると、高いのか安いのか分からないと思う。

断言できる。安い。

とりあえず、その客の前で電卓たたく。伝票を見せながら、こと細かに説明をした。

するとどうだろう。

男の1人はトイレに立ち、もう1人は「お前、表でろや」とイキッてきた。

よし、じゃあ外で話ましょう。

店の外に出るやいなや、男は「帰る」と言い放ち、トボトボ歩いていく。

ちょw

男の前に立ち塞がり、制止しようとすると

「これは暴力だ!そこどけ!」

と、大声を出しながら僕をかわして足を止めない。

こういう場合、服や腕を掴んだりすると後々めんどくさいからバスケのディフェンスのように、制止するしかない。

男は早歩きになり、ついには小走りで僕との距離が離れていく。




ここだ。


これは、あのセリフを発する好機。


言ってやろう。フフフ。


「誰かー・・・」


と、言おうとした束の間。

現実に気付く。

その周囲には誰1人として居ない。他に人が歩いていない。

・・・せっかくのチャンスが泡となって消えた。
「誰か、その人を止めてください!」

と、言ったところで誰もいない。

「その人を止めてください!」と発したところで、まるで神にでも祈っているかのような自慰行為。

無念。

結局、その男はタクシーに乗り込み消えた。

そうなると仕方ない。

店内にいるはずのもう1人の男を詰める事にした。

店に戻ると、先ほどまで飲んでいた卓でのうのうと酒をチビチビやっていた。

・・・どういう神経してんだ。

その男に、相棒が逃げた事を伝えつつバイトに警察を呼ぶよう指示を出した。

残された男と、今後の支払いをどうするかという話をしながら間を伸ばした。

ものの10分くらいでポリスメン登場。

近所の交番で、事情聴取を受ける事となった。

ここで、ちょっと勉強になることがあった。

今回のケースは「無銭飲食」にならないらしい。なんでも、払う意思がない・カネが1円もない・仕事してない(収入がない)という要素が重ならなければ無銭飲食にはあたらないそうだ。

信じるか信じないかは、あなた次第です。

まあ、結果的に今回対応してくれた警官が店側に立ってくれたから助かった。

男をこれでもかというくらい罵倒し、クソミソ扱いしてくれた。容赦がない。

これ、報道されたらアウトじゃないの?レベル。

そして、未収の料金はその男が翌日に支払いに来てこの事件は終わった。

まあ、僕がなにより腑に落ちないのは逃げた男のほうだ。残された男は警官にバチバチやられ、翌日謝罪して、料金を支払いに来たというのに・・・。

逃げるが勝ち。まさにこれ。

モヤモヤするなあ。人としてどうなの?
どういう形であれ、自分のケツは自分で拭くのが大人というものだ。

やはり、男が逃げた時アレをやるべきだった。

人生で1回は言いたい



もうひとつの名言。



その時、男はタクシーで逃げた。



僕もすぐにタクシーに乗り込み



「運転手さん、前の車を追ってください!」



これ。


つづく。

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