慧眼日記

慧眼のラジャ。リアルな日常。

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【脱ギャン】そうか・・・。キミもか。【7日目】

10月21日 月曜

日常が曇っている。
ギャンブルを引退しようと決めた日から。

この感覚は、いろんな依存性を患う人にとって共通するものなのかもしれない。実際、体験した人でないと、この苦痛は味わえないという事。


僕の職場に、たぐいまれなギャン鬼がいる。

ギャンブルに人生を捧げ、妻もなく子もいない。
競馬とパチンコにドップリ浸かり、仕事はしているもののどっちが本業がわからない域にいるK氏。

今日。Kさんの様子がおかしかった。

なんと、真面目に仕事をしていた。

いつもは、キャッシャーの椅子に座りスマホで競馬やパチンコの情報を眺めていた不摂生なオッサン。
しかし、今日に限っては自らホールに立ちあれやこれやと指示を出してくる。


「おいおい!あのKが仕事しとる!」


普段こそ、一切仕事をしない彼。もちろんその変化は従業員を困惑させる。

はっきり言って、仕事ができるタイプではない。

むしろ、足を引っ張りまくる。

業界歴、勤務歴もかなり長く性格は粗暴でヤンチャな「悪いオジサン」。だからこそ、プライドも高く店長でさえも彼に注意することが出来ない。

しかし、彼目当てでやってくるお客さんがけっこういる。その歴史の長さと人柄で、知り合いがめちゃくちゃ多い。

その事だけが、彼の存在意義となる。

仕事しないでほしい。黙ってスマホいじっといてくれればいい。


従業員一同、皆心からそう思っている。


そして、営業も終了。この日はKさんが知り合いをたくさん呼んだおかげで、客の本数だけは入った。しかし、ほとんどの客か知り合い割引で格安になっていた為、むしろ赤字という悲しい結果に。

これが良いか悪いかと言われれば、わからない。

今日だけで見ると、損しかないが先々で考えると得する事もある。


ーしかし、このKの仕事っぷりに従業員達は激怒。

いや、皆怒るの早すぎでしょw

要は、今までまったく仕事してなかったのに、急に仕事熱心になってあれやこれやと言ってくるのがウザイ。どうせ、長続きせんでしょ!と。

まあ、気持ちはわかる。

だからこそ、僕はKさんと話す事にした。

しかし実際問題、Kさんの真意を探る為にはあれの力が必要。あれだよ。あれあれ。

そう、お酒。

と、いうわけで朝までやっている某お酒が飲める場所へ僕とKで凸。

カウンターに腰かけるなり、Kさんは語り始めた。

仕事や人生に対する持論。そして、なぜ彼自身が変わってしまったのかという真意。



「オレ、ギャンブル引退したから」



僕の心と見事にシンクロした瞬間だった。
そこから、引退した者が絶対語るギャンブルって勝てないよ説から「オレ真面目になる」と語るK氏。

どうやら、しこたま負けたようだ。

頑張ろう。僕もいっしょだ。

とりあえず、歌っといた。

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つづく。

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