慧眼日記~修羅編~

思った事を書いてるだけ

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ある男の観察日記はじめる

先日、知人とかなり久しぶりに居酒屋で再会した。あえて知人と呼んでるのは、友人未満の存在だから。

その昔、キャバクラの仕事で少しの期間共に働いた事がある程度の仲。

彼をY君としておこう。

僕は彼のことをよく知らない。よく知らないが、せっかくの縁だからという事で相席して共に飲むことになった。

Y君はひたすらに夢を語った。それはとても漠然とした若者が抱くような、とても雑で野心にまみれた淡い夢。

あれだ、俗にいう「僕金持ちになりたいんすよね」みたいなやつ。実際、その為になにかをしているわけではなくビジョンがあるわけでもない。というか、その想いだけを抱いて0地点を迷ってる自分に酔いしれている若者。

そして、そういう人物との話の着地点は

なんかいっしょにやりましょうよ

となるわけで。

いや、そもそも自分1人で動き出せない奴が人を巻き込んだところでって話だ。しかも、じゃあキミに何ができるのか?と掘り下げていけば、「顔出しは出来ない」「文章は書けない」「飽きっぽい性格でサボり癖がある」というなかなかハードモードな問題が多々浮上してくる。

まあ、一番の問題はそのやる気の無さ。

というか、ただの現実逃避。

実際、Y君の現状は非常にヤバい。借金モリモリである上に家賃も絶賛滞納中。自宅の電気もすでに止まっているという。そして、単発日払いのゼニを握りしてめて居酒屋に酒をかっくらいにきてなう。

とりあえず働こうよと。

定職に。バイトでもええやん。

人生ナメナメだよ。

この手の人間はどうせなにか初めても、すぐに挫折して社会に溶けてくんだろうなと思いながら熱く語る彼を僕は眺めていた。

もとより、僕自身も彼と似たようなもんだから余計にそのダメさ加減というか、そんなんがよくわかる。んまあ、いうてエステライターとして僕はそこそこ活躍はしているが(自称)この道と出会わなければ僕もY君と同じような道を歩んでいたことだろう。

だから、唯一彼にアドバイスしたのはこれ。

「覚悟するしかない」

世の中には楽して金持ちになる方法があるかもしれない。しかし、それは極一握りの人間にしかできないと僕は思っている。

だからこそ、0の人間が踏み出す為には

泥にまみれる覚悟が必要なんだよ。

そんな話をY君に話せば、彼はその目を輝かせながら、こう言い出す。

「なにかいっしょにやりましょう!!!」

ん?僕の話聞いてたかい?

ただ、この時、僕の中で少しだけ悪い考えが脳裏を過った。

Y君を観察してブログネタにしよう。

これだ。ドン底にいる人生ナメ切っている若者の苦悩と挫折。これほど、面白いものはない。

なにより、彼は失敗してもいい。

むしろ、失敗したほうがいい。

「ーーーじゃあ、やりますかね」

Y君と固い握手を結んだ。

というわけで、始動したY君成功プロジェクト。その内容・進捗を克明に記していくことが僕の使命である。

なお、この観察日記はY君には内緒だ。

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